場合によっては、initramfs イメージも破損することがあります。これが発生すると、サーバーを通常の操作モードで起動できなくなります。レスキュー環境で起動した後に initramfs イメージを修復するには、dracut コマンドを使用できます。引数なしで使用すると、このコマンドは現在ロードされているカーネルの新しい initramfs を作成します。
または、dracut コマンドをいくつかのオプションとともに使用して、特定のカーネル環境用の initramfs を作成することもできます。 /etc/dracut.conf という名前の構成ファイルもあります。これを使用して、initramfs を再作成する際に特定のオプションを含めることができます。
dracut コマンドを使用して initramfs イメージを作成する例は次のとおりです。
# dracut /boot/initramfs-$(uname -r).img $(uname -r)
dracut コマンドの実行中に以下のエラーが発生した場合:
dracut: command not found
選択したディストリビューションに従って、以下のパッケージをインストールしてみてください:
OS 分布 | コマンド |
---|---|
Debian | apt-get install dracut |
Ubuntu | apt-get install dracut |
カリ Linux | apt-get install dracut |
CentOS | yum install dracut |
Fedora | dnf インストール dracut |
Raspbian | apt-get install dracut |
結論
dracut コマンドは、mkinitrd を使用して initrd イメージを生成するのと同様に、initramfs イメージを生成するために使用されます。実際、一部のディストリビューションでは、mkinitrd は dracut コマンドを呼び出す互換ラッパーです。