rm コマンドは、ファイルとディレクトリを削除します。ファイル、サブディレクトリ、および親ディレクトリ自体を再帰的に削除するには、-R オプションを使用する必要があります。ファイルを削除するには、そのファイルが含まれるディレクトリへの書き込み権限が必要ですが、ファイル自体に対する権限は必要ありません。ファイルに対する書き込み権限がない場合は、上書きするように求められます (y または n)。 rm は、ファイルを誤って削除しないように保護するために、特に root ユーザーの場合、しばしば rm -i にエイリアスされます。
構文
rm コマンドの構文は次のとおりです。
# rm [options] {file/directory names}
たとえば、~/myfiles ディレクトリとその内容を削除するには:
# rm -R ~/myfiles
rm (削除) コマンドはファイルを削除できます:
# rm file1 file2 file3
またはディレクトリを再帰的に削除します:
$ rm -r dir1 dir2
rm コマンドの実行中に以下のエラーが発生した場合:
rm: command not found
選択したディストリビューションに従って、以下のパッケージをインストールしてみてください:
分布 | コマンド |
---|---|
OS X | brew install coreutils |
Debian | apt-get install coreutils |
Ubuntu | apt-get install coreutils |
アルパイン | apk add coreutils |
Arch Linux | pacman -S coreutils |
カリ Linux | apt-get install coreutils |
CentOS | yum install coreutils |
Fedora | dnf install coreutils |
Raspbian | apt-get install coreutils |
rm コマンドの例
1. ファイルを削除するには:
# rm file
2. ファイルを強制的に削除するには:
# rm -f file
3. ファイルを削除する前に確認するには:
# rm -i file
4. 3 つ以上のファイルがある場合、ファイルを削除する前にプロンプトを表示するには:
# rm -I file*
5. 指定どおりに実行するには:
# rm --interactive=WHEN file*
6. 指定されたものとは異なるファイル システムにあるディレクトリをスキップするには:
# rm --one-file-system
7. 「/」を特別に扱わないために:
# rm --no-preserve-root
8. 「/」を削除しない場合:
# rm --preserve-root
9. ディレクトリとその内容を再帰的に削除するには:
# rm -r # rm -R # rm --recursive
10. 詳細モードで実行するには:
# rm -v # rm --version
11. ヘルプを表示するには:
# rm --help
12. バージョンを取得するには:
# rm --version