head コマンドは、期待どおりのことを行います。ファイルの最初の行グループ (ファイルの「先頭」) を表示します。デフォルトでは、テキストの最初の 10 行が表示されます:
$ head log_file line1 line2 line3 line4 Hello World - line5 line6 line7 line8 line9 Hello again World - line10 $
tail コマンドと同様に、head コマンドは -n パラメータをサポートしているため、表示内容を変更できます。どちらのコマンドでも、次に示すように、表示する行数とともにダッシュを入力するだけで済みます:
$ head -3 log_file line1 line2 line3 $
通常、ファイルの先頭は変更されないため、head コマンドは tail コマンドのように -f パラメーター機能をサポートしていません。 head コマンドは、ファイルの先頭を覗く便利な方法です。
head コマンドの例
1. ファイルから最初の 10 行を出力するには:
# head file.txt
2. ファイルから最初の指定されたバイト数を出力するには:
# head -c 10 file.txt
3. ファイルから最初の指定された行数を出力するには:
# head -n 15 file.txt
4. ファイル名を指定するヘッダーを出力しないようにするには:
# head -q file.txt # head --quiet file.txt # head --silent file.txt
5. ファイル名を示すヘッダーを常に出力するには:
# head -v file.txt # head --verbose file.txt
6. head のヘルプを表示するには:
# head --help
7. ヘッドのバージョン情報を印刷するには:
# head --version