gzip プログラムは、1 つ以上のファイルを圧縮するために使用されます。実行すると、元のファイルが圧縮されたバージョンの元のファイルに置き換えられます。対応する gunzip プログラムは、圧縮ファイルを元の圧縮されていない形式に復元するために使用されます。以下に例を示します:
$ ls -l /etc > foo.txt $ ls -l foo.* -rw-r--r-- 1 me me 15738 2012-10-14 07:15 foo.txt $ gzip foo.txt $ ls -l foo.* -rw-r--r-- 1 me me 3230 2012-10-14 07:15 foo.txt.gz
$ gunzip foo.txt $ ls -l foo.* -rw-r--r-- 1 me me 15738 2012-10-14 07:15 foo.txt
この例では、ディレクトリ リストから foo.txt という名前のテキスト ファイルを作成します。次に、gzip を実行します。これにより、元のファイルが foo.txt.gz という名前の圧縮バージョンに置き換えられます。 foo.* のディレクトリ リストでは、元のファイルが圧縮バージョンに置き換えられており、圧縮バージョンのサイズが元のファイルの約 5 分の 1 になっていることがわかります。また、圧縮ファイルが元のファイルと同じアクセス許可とタイム スタンプを持っていることもわかります。
次に、gunzip プログラムを実行してファイルを解凍します。その後、ファイルの圧縮バージョンが元のファイルに置き換えられ、権限とタイムスタンプが保持されていることがわかります。
gunzip コマンドの例
1. 圧縮ファイルを解凍するには:
# gunzip file.gz
2. ライセンス情報を取得するには:
# gunzip -L # gunzip --license
3. zip ファイルの整合性をテストするには:
# gunzip -t file.gz # gunzip --test file.gz
4. 圧縮ファイルの情報を一覧表示するには:
# gunzip -l file.gz # gunzip --list file.gz
5. 元の名前またはサーバーのタイムスタンプを保存するには:
# gunzip -N file.gz # gunzip --name file.gz
6. 詳細モードで操作するには:
# gunzip -v file.gz # gunzip --verbose file.gz
7. バージョン情報を取得するには:
# gunzip -V # gunzip --version
8. 減圧を改善するには:
# gunzip -9 file.gz # gunzip --best file.gz
9. 解凍を高速化するには:
# gunzip -1 file.gz # gunzip --faster file.gz
10. 圧縮されたファイルの内容を読み取るには:
# gunzip -c file.gz