cat コマンドの主な欠点は、開始後に何が起こっているかを制御できないことです。この問題を解決するために、開発者は「more」コマンドを作成しました。 more コマンドはテキスト ファイルを表示しますが、データの各ページを表示した後に停止します。
more は、端末上のテキスト ファイルの内容を一度に 1 画面ずつ表示するフィルターです。通常は、1 画面ごとに一時停止し、画面の下部に —More— を出力します。
$ more filename
--More--(n%)
各画面の下部にメッセージが表示されます。n% 表示されたファイルのパーセンテージです。ファイル全体が表示されると、シェル プロンプトが表示されます。
画面の下部に –More–(n%) プロンプトが表示されたら、表で説明されているキーを使用してファイルをスクロールできます。
キーボード コマンド | アクション |
---|---|
スペースバー | 1 画面進む |
戻る | 一度に 1 行ずつスクロールします |
b | 1 画面戻る |
時 | 機能のヘルプ メニューを表示します |
/文字列 | パターンを順方向に検索します |
n | 次に出現するパターンを検索します |
q | 終了してシェル プロンプトに戻ります |
その他のコマンド例
1. ファイルを参照するには:
# more file.txt
2. 続行のプロンプトを表示するには:
# more -d file.txt
3. ^L (フォーム フィード) が表示されたときに一時停止を停止するには:
# more -l file.txt
4. 論理的にカウントする「more」を指定するには:
# more -f file.txt
5. スクロールせずに、画面をクリアしてから表示するには:
# more -p file.txt
6. スクロールせずに、画面を上から印刷してから表示するには:
# more -c file.txt
7. 複数の空白行を 1 つにまとめるには:
# more -s file.txt
8. 下線を消すには:
# more -u file.txt
9. 文字列を検索して表示するには:
# more +/sa file.txt
10. 1 画面あたりの行数を表示します。 number 引数は正の 10 進整数です:
# more -n --lines 10 file.txt
10. 指定した行番号からファイルの表示を開始するには:
# more +10 file.txt