矛盾したメタデータ エラーとは
LVM がほとんどすべてのアクションを実行する場合、最初に利用可能なすべての物理ボリュームをスキャンし、ボリューム グループ レイアウトのビューを更新します。複数の物理ボリュームが同じボリューム グループに存在する可能性があるため、同じ VG 内のこれらの PV が異なる情報を反映する状況になる可能性があります。ほとんどの場合、vgscan、pvscan などのコマンドの実行中に、「矛盾したメタデータが見つかりました」という警告メッセージが表示されます。例:
# vgscan Reading all physical volumes. This may take a while... Volume group "vg_test" inconsistent WARNING: Inconsistent metadata found for VG vg_test - updating to use version 3 Removing PV /dev/mapper/x (1nxHIW-2Thk-9mS4-2TzO-zHlB-Hsy2-CZsjE7) that no longer belongs to VG vg_test Found volume group "vg_test" using metadata type lvm2 Segmentation fault
不整合メタデータ エラーには複数の原因が考えられます。したがって、このエラーの正確な解決策はありません。ほとんどの場合、vgcfgrestore を使用して古いバージョンの VG メタデータを復元できます。
vgcfgrestore を使用した VG メタデータの復元
1. ボリューム グループのメタデータは、次のコマンドで復元できます:
# vgcfgrestore --file /etc/lvm/backup/[volume group name] [volume group name]
2. この投稿に示されている以前のエラーを続けると、正確なコマンドは次のようになります:
# vgcfgrestore --file /etc/lvm/backup/vg_test vg_test Restored volume group vg_test
メタデータ バックアップ ファイルの名前は、上記のコマンドで示したものとは異なります。ただし、VG の名前が含まれます。 vgcfgrestore コマンドを実行する前に、ファイルのタイムスタンプと内部のコンテンツを確認できます。
3. vgdisplay -v を実行して、新しい物理ボリュームに問題がなく、ボリューム グループが正しく機能していることを確認します。
# vgdisplay -v