デフォルトでは、マルチパス デバイスは、グローバルに一意の World Wide Identifier (WWID) によって識別されます。別の方法として、/etc/multipath.conf ファイルで user_friendly_names 属性を yes に設定することもできます。これにより、マルチパス デバイスが mpathN (N はマルチパス グループ番号) に設定されます。
DM-Multipath ツールは 2 つの異なるセットを使用します。ファイル名の数:
- /dev/dm-N – これらのデバイス名は、DM-Multipath ツールでのみ使用されることを意図しているため、決して使用しないでください。
- /dev/mapper/mpathN – マルチパス デバイスにアクセスするには、常にこれらのデバイス名を使用します。これらの名前は永続的で、起動プロセスの早い段階で device-mapper によって自動的に作成されます。
設定ファイルの multipaths セクションで alias 属性を使用して、マルチパス デバイスの名前を指定することもできます。エイリアス属性は mpathN 名をオーバーライドします。
パーティションを作成するとき、LVM 物理ボリュームを作成するとき、およびファイル システムを作成してマウントするときは、/dev/mapper/mpathN 名または /dev/mapper/[alias] 名のいずれかを使用します。
Device Mapper (DM) マルチパスの初心者向けガイド