systemd は、RHEL 7 の新しいシステムおよびサービス マネージャーです。RHEL 6 を含む以前のバージョンの Oracle Linux で使用されていた SysV init スクリプトと下位互換性があります。systemd は、システムの起動後に開始される最初のプロセスであり、システムのシャットダウン時に実行されます。
特徴
– サービスを同時にロードすることで起動を高速化します。
– システム上のさまざまなタイプのユニットを管理できます。例:
- サービス (name.service)
- ターゲット (name.target)
- デバイス (name.device)
- ファイル システムのマウント ポイント (name.mount)
- ソケット (name.socket)
– システム状態のスナップショット作成と、スナップショットからのシステム状態の復元がサポートされています。
– マウント ポイントを systemd ターゲットとして構成できます。
systemd ユニットの種類
以下は、最も一般的に使用される systemd ユニット タイプのリストです。
ユニット | 機能 | 延長 |
---|---|---|
サービスユニット | デーモンとそれらを構成するプロセスを開始および制御します。 | .service |
対象ユニット | sysV init 実行レベルを置き換えます。 | .target |
マウントユニット | ファイル システムのマウント ポイントを制御します。 | .mount |
デバイスユニット | systemd でカーネル デバイスを公開する | .device |
スナップショット ユニット | systemd ユニットのセットの状態を一時的に保存するために使用できます。保存されたスナップショット ユニットをアクティブ化することで後で復元できます。 | .snapshot |
スワップユニット | メモリ スワップ パーティションまたはスワップ ファイルをカプセル化します。 | .swap |
systemd 構成ファイル
systemd ユニットは、次のディレクトリにあるユニット構成ファイルによって定義されます:
/usr/lib/systemd/system
RPM パッケージがインストールされた状態で配布される systemd ユニット。
/run/systemd/system
実行時に作成される systemd ユニット。このディレクトリは、サービス ユニットがインストールされているディレクトリよりも優先されます。
/etc/systemd/system
システム管理者によって作成および管理される systemd ユニット。このディレクトリは、ランタイム ユニットのあるディレクトリよりも優先されます。
CentOS / RHEL 7 :systemd サービス ユニットの初心者ガイド
CentOS / RHEL 7 :デフォルト ターゲットの設定方法 (デフォルト ランレベル) )
CentOS / RHEL 7 :systemd でランレベル (ターゲット) を変更する方法