はじめに
MariaDBはオープンソースのデータベース管理ソフトウェアであり、多くの点でMySQLと非常によく似ており、さまざまなパフォーマンスの面でMySQLよりも優れています。理想的には、これまで人気のあったMySQLの優れた代替手段です。 MariaDBはMySQLのフォークであり、MySQLとの高い互換性を維持しており、世界中の多くのLEMPスタックインストールに不可欠な部分です。
前提条件
インストールする前に、CentOS7サーバーにsudo権限を持つroot以外のユーザーを設定する必要があります。
サーバーへのMariaDBのインストールは非常に簡単なプロセスです。この記事では、CentOS7を実行しているサーバーにMariaDBをインストールして保護する方法の手順を説明します。
ステップ1:MariaDBをインストールする
MariaDBのインストールは、単一のコマンドを実行するのと同じくらい簡単です。ターミナルで以下のコマンドを実行してインストールします。
sudo yum install mariadb-server
インストールが完了する前に、次のようなプロンプトメッセージが表示されます
Is this ok [y/d/N]:
yと入力してプロンプトを受け入れ、Enterキーを押します。
ステップ2:MariaDBを起動し、起動時に起動するように構成します
MariaDBがサーバーにインストールされたので、サービスを手動で開始します。これは、ターミナルで次のコマンドを実行することによって実行されます。
sudo systemctl start mariadb
このコマンドは実行後に出力を表示しないため、サービスが開始されているかどうかを確認する必要があります。ターミナルで以下のコマンドを実行すると、MariaDBのステータスを確認できます。
sudo systemctl status mariadb
サービスが稼働しているときは、次の結果が表示されます。
Output: mariadb.service - MariaDB database server Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/mariadb.service; disabled; vendor preset: disabled) Active: active (running) since Mon 2016-12-19 06:47:18 UTC; 2min 25s ago Process: 9179 ExecStartPost=/usr/libexec/mariadb-wait-ready $MAINPID (code=exited, status=0/SUCCESS) Process: 9099 ExecStartPre=/usr/libexec/mariadb-prepare-db-dir %n (code=exited, status=0/SUCCESS) Main PID: 9178 (mysqld_safe) CGroup: /system.slice/mariadb.service ├─9178 /bin/sh /usr/bin/mysqld_safe --basedir=/usr └─9336 /usr/libexec/mysqld --basedir=/usr --datadir=/var/lib/mysql --plugin-dir=/usr/lib64/mysql/plugin --log-error=/var/log/mariadb/mariadb.log --pid-fil... Dec 19 06:47:16 Maria mariadb-prepare-db-dir[9099]: The latest information about MariaDB is available at http://mariadb.org/. Dec 19 06:47:16 Maria mariadb-prepare-db-dir[9099]: You can find additional information about the MySQL part at: Dec 19 06:47:16 Maria mariadb-prepare-db-dir[9099]: http://dev.mysql.com Dec 19 06:47:16 Maria mariadb-prepare-db-dir[9099]: Support MariaDB development by buying support/new features from MariaDB Dec 19 06:47:16 Maria mariadb-prepare-db-dir[9099]: Corporation Ab. You can contact us about this at [email protected]. Dec 19 06:47:16 Maria mariadb-prepare-db-dir[9099]: Alternatively consider joining our community based development effort: Dec 19 06:47:16 Maria mariadb-prepare-db-dir[9099]: http://mariadb.com/kb/en/contributing-to-the-mariadb-project/ Dec 19 06:47:16 Maria mysqld_safe[9178]: 161219 06:47:16 mysqld_safe Logging to '/var/log/mariadb/mariadb.log'. Dec 19 06:47:16 Maria mysqld_safe[9178]: 161219 06:47:16 mysqld_safe Starting mysqld daemon with databases from /var/lib/mysql Dec 19 06:47:18 Maria systemd[1]: Started MariaDB database server.
次のコマンドを実行して、起動時にも起動することを確認します。
sudo systemctl enable mariadb
出力:
/etc/systemd/system/multi-user.target.wants/mariadb.serviceから/usr/lib/systemd/system/mariadb.serviceへのシンボリックリンクを作成しました。
ステップ3:MariaDBを保護する
リモートルートログインやサンプルユーザーなどのオプションを変更することで、MariaDBサーバーのセキュリティを向上させることができます。このセキュリティ手順を実装するには、このコマンドを使用します。
sudo mysql_secure_installation
コマンドが実行されると、一連のプロンプトが表示されます。最初にルートパスワードを入力します。現時点ではルートパスワードが設定されていないため、Enterキーを押して続行します。
次に、新しいrootパスワードを設定し、それを受け入れて、新しいrootパスワードを設定するかどうかを尋ねられます。次に、その後に続くすべてのプロンプトにYを入力すると、プロセスが終了します。
ステップ4:インストールを確認する
インストールが正しく機能しているかどうかを確認するには、このコマンドを実行します。
mysqladmin -u root -p version
Output: Enter password: mysqladmin Ver 9.0 Distrib 5.5.52-MariaDB, for Linux on x86_64 Copyright (c) 2000, 2016, Oracle, MariaDB Corporation Ab and others. Server version 5.5.52-MariaDB Protocol version 10 Connection Localhost via UNIX socket UNIX socket /var/lib/mysql/mysql.sock Uptime: 23 min 10 sec Threads: 1 Questions: 25 Slow queries: 0 Opens: 1 Flush tables: 2 Open tables: 27 Queries per second avg: 0.017
結論
これで、CentOS 7サーバーにMariaDBをインストールしたので、専門的な方法で安全な方法でデータベース管理を行うのに役立つ機能を探索する準備が整いました。