PowerToolsは、CentOS、Oracle Linux、Rocky、AlmaLinuxなどのRedHatおよびRedHat派生ディストリビューションで使用できる特別なリポジトリです。開発者関連のツール、ライブラリ、パッケージ、依存関係をダウンロードしてインストールすることができます。 PowerToolsは、EPELが提供する一部のソフトウェアパッケージや、ソースからインストールする必要のある他のパッケージをインストールする際の前提条件です。
ここLinuxAPTでは、PowerToolsリポジトリをインストールする方法を調べます。
RockyLinuxでPowerToolsリポジトリを有効にする手順
1.PowerToolsリポジトリを有効にする
ターミナルを起動して、コアDNFプラグインをインストールすることから始めます:
$ sudo dnf install dnf-plugins-core
2.EPELリポジトリを有効にします
ここでは、EPELをインストールします。エンタープライズLinux用のExtraPackagesの頭字語であるEPELは、デフォルトでRockyやAlmaLinuxなどのRedHatおよびRedHatディストリビューションに含まれていないFedoraProjectの高品質パッケージのセットを提供するリポジトリです。
EPELをインストールするには、次のコマンドを実行します。
$ sudo dnf install https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-8.noarch.rpm
次のコマンドを実行して、EPELがインストールされていることを確認できます。
$ rpm -qi
このコマンドは、EPELの名前、バージョンリリース、アーキテクチャなどの複雑な詳細を提供します。
3.PowerToolsリポジトリを有効にします
最後に、PowerToolsリポジトリを有効にします。これを実現するには、config-managerプログラムを使用します。
$ sudo dnf config-manager --set-enabled powertools
PowerToolsが有効になっていることを確認するには、有効なリポジトリのリストを確認してください。
$ sudo dnf repolist
出力から、PowerToolsがEPELと一緒に有効なリポジトリのリストに含まれていることがわかります。出力を絞り込むためのより良い方法は、次のコマンドを実行することです。
$ sudo dnf repolist | grep -i powertools