echo コマンドは、端末にテキスト行を表示するために使用されます。また、echo コマンドの後に文字列を指定してファイルにリダイレクトすることにより、echo コマンドを使用してテキストをファイルに書き込むこともできます。
構文
echo コマンドの構文は次のとおりです。
# echo {string}
echo コマンドの例
1. std op デバイスで文字列をエコーするには:
# echo "Hi there"
2. 末尾の改行の印刷をスキップするには:
# echo -n "Hi There"
3. バックスラッシュ エスケープ (****) の解釈を有効にするには:
# echo -e "Hi\a There"
演算子 | 解釈 |
---|---|
\\ | バックスラッシュ |
\a | アラート (BEL) |
\b | バックスペース |
\c | それ以上出力しない |
\e | 逃げる |
\f | フォーム フィード |
\n | 改行 |
\r | キャリッジ リターン |
\t | 水平タブ |
\v | 垂直タブ |
\0NNN | 8 進値 NNN (1 ~ 3 桁) のバイト |
\xHH | 16 進値 HH (1 ~ 2 桁) のバイト |
4. バックスラッシュ エスケープの解釈を無効にするには:
# echo -E "Hi\! There"
5. ヘルプを表示するには:
# echo --help
6. バージョンを表示するには:
# echo --version