ボリュームを削除すると、そのストレージが解放されてボリューム グループに戻ります。これを使用して、新しい論理ボリュームを作成したり、既存のボリュームの拡張をサポートしたりできます。 lvremove コマンドを使用して、使用する予定のない LVM ボリュームを削除できます。後でデータが必要になる可能性がある場合に備えて、マウント ポイントのバックアップを作成してください。
lvremove で LVM ボリュームを削除する方法
1. umount でファイルシステムをアンマウントします:
# umount /mnt
2. /etc/fstab を開き、ファイルシステムを自動的にマウントするエントリがないことを確認します。存在する場合は、エントリを削除し、変更を保存してファイルを閉じます。
3. lvremove を使用して論理ボリュームを削除します。
# lvremove vg0/myvol
4. lvs の出力を確認して、削除されたことを確認します。
# lvs
「ファイルシステムが使用中です」というエラーで LVM ボリュームを削除する方法
LVM ボリュームの削除中に以下のエラーが発生する場合があります:
# lvchange -an /dev/mapper/vg-lv Logical volume vg/lv contains a filesystem in use
このような場合は、以下の手順に従ってください:
ステップ 1 :この特定の LVM がサーバーにマウントされているかどうかを確認してください。
# mount -a |grep /path-to-LV-volume
マウントされている場合は、マウントを解除してください。
ステップ 2 :開いているファイル記述子またはこの LV で実行中のアクティブなプロセスを確認してください。
# lsof | grep /path-to-LV-volume
上記のコマンドが出力を返さない場合は、LV 名だけを使用して「grep」を試みます。開いているプロセスまたはファイル記述子が表示された場合は、「pkill」または「kill -9」[オプションの「man」コマンド] を使用してそれらを強制終了してください。
ステップ 3 :LVを削除します。
# lvchange -an -v /path-to-LV-volume # lvremove -vf /path-to-LV-volume
上記のコマンドの /path-to-LV-volume を実際のパスに置き換えてください。
lvremove コマンドの例
1. 論理ボリュームを削除するには:
# lvremove LV00
2. 論理ボリュームを強制的に削除するには:
# lvremove -f LV00 # lvremove --force LV00
3. udev 同期を無効にするには:
# lvremove --noudevsync
4. 任意の VG の下にあるすべての論理ボリュームを削除するには:
# lvremove VG00