Linux のようなオペレーティング システムでは、sshfs コマンドを使用して、ssh プロトコル経由でリモート ファイル システムを安全にマウントできます。 SSHFS は Secure SHell FileSystem の略です。 SSHFS を使用すると、リモート ファイル システムをマウントし、ローカル マシン上のリモート ディレクトリとファイルを操作できます。
SSHFS がマウントされているローカル コンピューターでは、実装は FUSE (ユーザー空間のファイル システム) カーネル モジュールを利用します。これの実際的な効果は、エンド ユーザーが、まるで自分のコンピューター上のローカル ファイルであるかのように、SSH 経由で安全に提供されるリモート ファイルとシームレスに対話できることです。リモート コンピューターでは、SSH の SFTP サブシステムが使用されます。
CentOS/RHEL/Fedora への SSHFS のインストール
sshfs パッケージはデフォルトのリポジトリでは利用できないため、まず epel リポジトリを有効にしてから、yum コマンドを使用して sshfs をインストールしてください。
# wget http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/6/x86_64/epel-release-6-8.noarch.rpm # rpm -ivh epel-release-6-8.noarch.rpm # yum install sshfs
Ubuntu への SSHFS のインストール $ sudo apt-get install sshfs
以下のコマンドを使用して、リモート ファイル システムをマウントします。
構文:
# sshfs [user@]host:[dir] mountpoint
例:
# sshfs [email protected]:/ /home/thegeekdiary/
上記のコマンドでは、リモート ホスト (mail9.nsitmail.com) の「/」ファイル システムをローカル フォルダー (/home/thegeekdiary) にマウントしています。コマンド (df -hT) を使用して、リモート ファイルシステムがマウントされているかどうかを確認します。
# df -hT
リモート ファイル システムを永続的にマウント
sshfs を使用してリモート ファイルシステムをマウントするときに、何らかの理由でローカル マシンが再起動されると、再起動後にリモート ファイルシステムが使用できなくなるため、リモート ファイルシステムを永続的にマウントするには、/etc/fstab ファイルに次のエントリを追加します。
[email protected]:/ /home/thegeekdiary/ fuse defaults 0 0
以下のコマンドを実行して、fstab ファイルの変更を反映します:
# mount -a
リモート ファイル システムをマウント解除するには、以下のコマンドを使用します:
# umount /home/thegeekdiary
または
# fusermount -u mountpoint