ほとんどの UNIX 系オペレーティング システムでは、スワップ パーティションはインストール時に作成されますが、カーネル 2.6 ではスワップ ファイルをスワップ パーティションとして使用できます。
スワップ ファイルの管理上の柔軟性は、パーティションの管理上の柔軟性を上回ります。最新の大容量ハード ドライブは物理セクターを再マップできるため、連続するパーティションは保証されません。スワップ ファイルを専用パーティションとして追加できます。
Linux でスワップ メモリが必要な理由
Linux は、物理 RAM (ランダム アクセス メモリ) をページと呼ばれるメモリのチャンクに分割します。スワッピングとは、スワップ領域と呼ばれるハード ディスク上の構成済み領域にメモリ ページをコピーして、そのメモリ ページを解放するプロセスです。物理メモリとスワップ領域を合わせたサイズが、使用可能な仮想メモリの量です。
スワップ ファイルを追加する手順
ステップ 1 :dd コマンドを使用してファイル (1GB) を作成します。
root としてターミナルにログインし、以下のコマンドを入力します:
# dd if=/dev/zero of=/root/swapfile bs=1M count=1024
ステップ 2 :mkswap を使用して swapfile の領域をスワップします。
# mkswap /root/swapfile
ステップ 3 :ファイルのスワップ領域を有効にしてください。
# swapon /root/swapfile
ステップ 4 :以下のコマンドを使用して、スワップ領域のステータスを確認してください:
# swapon -s
または
ステップ 5 :再起動後に swapfile を有効にするには、以下のエントリを /etc/fstab ファイルに追加してください。
/root/swapfile swap swap defaults 0 0