キャッシュディレクトリ yum がダウンロードしたパッケージを保存するディレクトリを指定しますが、keepcache を 0 に設定すると、yum はインストール後にこれらのパッケージを保存しません。 yum キャッシュが配置されている /var ファイルシステムがいっぱいで、yum がシステム更新をダウンロードするためのディスク領域がない場合を考えてみましょう。また、keepcache 変数を 0 に設定していません。「yum install」コマンドを実行すると、次のようなエラーが発生します。
insufficient space in download directory /var/cache/yum/rhel-x86_64-server-6/packages
以下の投稿を使用して、常に yum キャッシュを消去するオプションがあります。
CentOS / RHEL で YUM キャッシュを消去する方法ただし、その方法ではなく、デフォルトのキャッシュの場所自体を変更したい場合は、以下に概説する手順に従ってください。
yum キャッシュの場所をデフォルトの /var/cache/yum から変更する
1. yum キャッシュの場所は、/etc/yum.conf ファイルで [main] セクションの cachedir オプションとして構成され、変更できます。
# cat /etc/yum.conf [main] cachedir=/var/cache/yum/$basearch/$releasever
yum.conf の man ページによると:
# man yum.conf [main] OPTIONS The [main] section must exist for yum to do anything. It consists of the following options: cachedir Directory where yum should store its cache and db files. The default is `/var/cache/yum'.
2. yum キャッシュの場所を /yum_cache という新しいディレクトリにしたいとします。デフォルトのキャッシュの場所を変更するには、以下に示すように、/etc/yum.conf ファイルに適切な変更を加えます。
# cat /etc/yum.conf [main] cachedir=/yum_cache/$basearch/$releasever
yum キャッシュの場所はいつでも変更できますが、/var ボリュームを確認して消去するか、ボリューム上のすべてのファイルが必要な場合は、ボリューム サイズを増やすことをお勧めします。