この投稿では、破損したルート ファイルシステムを回復する方法について、順を追って説明します。以下に示すように、サーバーの起動に失敗し、ルート ファイルシステムが破損しています。
Checking all file systems. [/sbin/fsck.ext3 (1) -- /] fsck.ext3 -a /dev/VolGroup00/LogVol00 /dev/VolGroup00/LogVol00 contains a file system with errors, check forced. /dev/VolGroup00/LogVol00: Inodes that were part of a corrupted orphan linked list found. /dev/VolGroup00/LogVol00: UNEXPECTED INCONSISTENCY; RUN fsck MANUALLY. (i.e., without -a or -p options) [FAILED] *** An error occurred during the file system check. *** Dropping you to a shell; the system will reboot *** when you leave the shell. Give root password for maintenance
このエラーは、ルート ファイルシステムが破損していることを示しています。破損したルート ファイル システムを回復するには、以下の手順に従ってください:
1. システムと同じメジャー リリースの DVD からシステムを起動します。システムが ISO イメージから正常に起動すると、起動画面が表示されます。タイプ:「Linux レスキュー ” を引用符なしで入力し、プロンプトで Enter キーを押します。
boot: linux rescue
2. 言語とキーボードを求められたら、システムに関連する情報を入力します。
3. システムでネットワーク デバイスを有効にするように求められたら、次を選択します。いいえ
4. 以下を選択します。プロンプトが表示されたらスキップして、レスキュー環境が Oracle Linux インストールを /mnt/sysimage ディレクトリにマウントできるようにします。
5. LVM を使用していない場合は、ファイルシステムを含むデバイスで fsck を実行します。
# e2fsck -f /dev/sda1 e2fsck 1.41.12.14 (17-May-2014) [...]
6. LVM を使用している場合は、fsck を実行する前にボリュームをアクティブ化します。
# pvscan PV /dev/sda1 VG VolGroup00 lvm2 [96.00 MB / 0 free] Total: 1 [3.34 GB] / in use: 1 [3.34 GB] / in no VG: 0 [0 ]
# vgscan Reading all physical volumes. This may take a while... Found volume group "VolGroup00" using metadata type lvm2
# lvscan INACTIVE '/dev/VolGroup00/LogVol00' [3.34 GB] inherit
# lvdisplay --- Logical volume --- LV Name /dev/VolGroup00/LogVol00 VG Name VolGroup00 LV UUID 335qTi-Ossg-32O5-yQC7-xNON-egdI-frj4et LV Write Access read/write LV Status NOT available LV Size 3.34 GB Current LE 107 Allocation inherit Read ahead sectors 0
# vgchange -ay 1 logical volume(s) in volume group "VolGroup00" now active
# e2fsck -f -y /dev/VolGroup00/LogVol00 e2fsck 1.41.12.14 (17-May-2014) [...]
7. レスキュー モードを終了し、DVD または起動ディスク メディアを取り出してから、システムを通常どおり起動します。