udev の管理には udevadm コマンドを使用します。これにはさまざまなサブコマンドが必要で、それぞれが特定のタスクを実行して systemd-udevd デーモンと関連コンポーネントの動作を変更します。これらのサブコマンドの一部について、次の表で説明します。
サブコマンド | 慣れている |
---|---|
情報 | udev データベースに保存されているデバイス情報と、/sys/ ファイルシステムから詳細なデバイス属性を取得します。たとえば、デバイスのベンダー ID、製品 ID、シリアル番号などを表示できます。 |
コントロール | udev の実行状態を変更します。たとえば、–reload-rules オプションを指定すると、追加した新しいルール ファイルから udev が読み取られるようになります。 |
トリガー | 現在プラグインされているすべてのデバイスに適用されるルールを実行します。-c オプションを使用して、追加、削除、または変更などのアクションを指定することもできます。名前が示すように、これらは、実行中のカーネルでデバイスが追加、削除、または変更されるイベントをトリガーします。 |
モニター | カーネルまたは udev ルールによって送信されたイベントを監視します。 |
テスト | デバイスで実行されている udev イベントをシミュレートし、結果を出力します。 |
構文
udevadm コマンドの構文は次のとおりです。
# udevadm [options] [subcommand] [arguments]
udevadm コマンドの実行中に以下のエラーが発生した場合:
udevadm: command not found
選択したディストリビューションに従って、以下のパッケージをインストールしてみてください:
OS 分布 | コマンド |
---|---|
Debian | apt-get インストール udev |
Ubuntu | apt-get インストール udev |
アルパイン | apk add udev |
Arch Linux | pacman -S systemd |
カリ Linux | apt-get インストール udev |
CentOS | yum install udev |
Fedora | dnf install systemd-udev |
Raspbian | apt-get インストール udev |
udevadm コマンドの例
1. すべてのデバイス イベントを監視する:
# udevadm monitor
2. カーネルから送信された `uevents` を出力します:
# udevadm monitor --kernel
3. `udev` によって処理された後にデバイス イベントを出力します。
# udevadm monitor --udev
4. デバイスの属性をリストします:
# udevadm info --attribute-walk --path /dev/sda1
5. すべての `udev` ルールをリロードします:
# udevadm control --reload-rules
6. すべての `udev` ルールをトリガーして実行します:
# udevadm trigger