modprobe コマンドは、カーネルからモジュールを追加または削除するために使用されます。このコマンドは、指定されたモジュールを挿入する前に、すべての依存モジュールをロードできます。したがって、insmod および rmmod コマンドを使用するよりも優先されます。
modprobe を使用してモジュールを追加するには、-a オプションを使用して、追加するモジュールを指定します。モジュールをアンロードするには、-r オプションを使用して、削除するモジュールを指定します。
modprobe コマンドの構文は次のとおりです。
# modprobe [options] [module names]
モジュールを追加および削除するためのオプションに加えて、modprobe コマンドにはさらに多くのオプションがあります。
オプション | 説明 |
---|---|
-f | モジュールの挿入または削除を強制します。 |
-n | ドライランを実行します。つまり、実際に操作を実行せずに結果を出力します。 |
-s | stderr ではなく、システム ログ (syslog) にエラーを出力します。 |
-v | 詳細モードを有効にします。 |
modprobe コマンドの例
1. モジュールをカーネルにロードするふりをしますが、実際にはロードしません:
# modprobe --dry-run module_name
2. モジュールをカーネルにロードします:
# modprobe module_name
3. カーネルからモジュールを削除します:
# modprobe --remove module_name
4. モジュールとそれに依存するモジュールをカーネルから削除します。
# modprobe --remove-dependencies module_name
5. カーネル モジュールの依存関係を表示する:
# modprobe --show-depends module_name