tee コマンドは、標準入力を読み取り、出力をデフォルトの出力デバイス (CLI) に送信し、指定された各ファイルに出力をコピーします。このコマンドを使用すると、コマンドの出力をすぐに確認したり、後で参照できるようにその出力をファイルに保存したりできます。 xargs と同様に、tee は通常、パイプ演算子を使用して別のコマンドからの入力を受け入れます。
-a オプションとともに使用すると、tee は出力を上書きするのではなく、各出力ファイルに出力を追加します。
構文
tee コマンドの一般的な構文は次のとおりです。
# command [options] [arguments] | tee [options] {file names}
ディレクトリの内容を確認し、それらの内容をファイルに出力して後で処理するとします。これを行うために別のコマンドを発行することも、tee コマンドを次のように使用することもできます:
# ls -l | tee listing.txt
tee コマンドの例
1. 標準入力を各ファイルにコピーし、標準出力にもコピーします:
# echo "example" | tee path/to/file
2. 指定されたファイルに追加します。上書きしないでください:
# echo "example" | tee -a path/to/file
3. 標準入力を端末に出力し、さらに処理するために別のプログラムにパイプします:
# echo "example" | tee /dev/tty | xargs printf "[%s]"
4. 「example」というディレクトリを作成し、「example」の文字数を数えて「example」をターミナルに書き込みます。
# echo "example" | tee >(xargs mkdir) >(wc -c)