/etc/profile ファイルは、システム全体の環境変数を提供します。すべてのユーザーに適用される設定がある場合、これは管理者にとってより効果的な構成になる可能性があります。
ユーザーの初期ログイン プロセス中に、システムは最初に Bash シェル構成の /etc/profile ファイルを読み取り、次にユーザー固有の Bash カスタマイズがユーザーのホーム ディレクトリにある .profile ファイルから取得されます。 .profile ファイルは新しいシェルが開始されるたびに実行されますが、/etc/profile はログイン時にのみ実行されます。このアプローチにより、管理者はグローバル シェル設定を定義できますが、ユーザー固有のカスタマイズも可能です。
注意 :グローバル ファイルは /etc/profile (ファイル名の最初の文字として「ドット」を除く) であり、ユーザー固有のファイルは .profile であり、ファイルが非表示であることを示します。/etc にあるプロファイル ファイルは、ログイン時に全員が自動的に読み取ります。このファイルには通常、次のものが含まれます。
- グローバルまたはローカル環境変数
- パス情報
- 端末設定
- セキュリティ コマンド
- 今日のメッセージまたは免責事項
.profile の例は次のとおりです。
# cat /etc/profile PATH=$PATH:$HOME/bin:/scripts MAIL=/var/mail/$LOGNAME EDITOR=emacs export PATH MAIL EDITOR
最初の行は、実行可能ファイルのパスを定義します。 2 行目は、受信メール メッセージが保存されるパスを定義します。 3 行目は、デフォルトのテキスト エディターを定義します。最後の行では、実際にこれらの変数が環境に実装されていることを確認しています。
/etc/profile.d/ ディレクトリ
/etc/profile.d/ ディレクトリは、管理者が追加のシステム全体の変数を設定するために使用できるスクリプトの保存場所として機能します。 /etc/profile ファイルを直接編集するのではなく、/etc/profile.d/ に含まれるスクリプトを介して環境変数を設定することをお勧めします。