ファイル システム オブジェクトに適用されるパーミッション ビットは、次のコマンドで chmod ユーティリティに提供される 4 桁のタプルで指定できる値に直接対応します:
# chmod abcd [file system object]
数字セット abcd の各値 値 1 2 および 4 の合計で構成されます。これらの値を各桁に加算することにより、すべてのファイル オブジェクト属性を設定する値を生成できます。
a – この桁は、特別な属性設定を制御します。値 1 は setuid ビットを設定し、値 2 は setgid ビットを設定し、値 4 はオブジェクトのスティッキー ビットを設定します。
b 、c そしてd – これらの数字は、ファイル所有者、ファイル所有者の 1 次グループ、およびその他すべてのユーザーの読み取り/書き込みおよび実行許可を制御します。値 4 は読み取り許可を有効にし、値 2 は書き込み許可を有効にし、値 1 は実行許可を有効にします。
chmod -R 755
-R オプションは、ディレクトリの下のすべてのファイルとフォルダーに再帰的に許可を与えます。例:
# chmod -R 755 /data01
上記のコマンドは、/data01 ディレクトリとその下に存在するすべてのファイルとディレクトリに 755 のアクセス許可を再帰的に付与します。
その他の例
1. ファイル file をスティッキー、所有者による読み取りおよび書き込み可能、プライマリ グループによる読み取り可能、その他のユーザーによるアクセス不可に設定するには:
# chmod 4610 filename
2. システム上の全員にすべての許可を与えるには:
# chmod 0777 filename
chmod の詳細については、chmod のマニュアル ページを参照してください。
# man chmod