GRUB には、GRUB シェルを使用してインストールを自動化するシェル スクリプト grub-install が付属しています。 grub-install コマンドは、GRUB Legacy ブートローダーをインストールします。次の例では、ブートローダーは最初の SATA ハードディスクの MBR にインストールされます:
# grub-install /dev/sda
grub-install コマンドは、/boot/grub にも構成ファイルを作成します ディレクトリ。 grub-install コマンドのオプションは次のとおりです:
コマンド オプション | 説明 |
-h, –help | このメッセージを出力して終了 |
-v、–バージョン | バージョン情報を表示して終了 |
–root-directory=DIR | GRUB イメージをルート ディレクトリではなくディレクトリ DIR の下にインストールします |
–grub-shell=FILE | GRUB シェルとして FILE を使用 |
–フロッピーなし | フロッピー ドライブをプローブしない |
–force-lba | バグのある BIOS でも GRUB に LBA モードを使用させる |
–再確認 | デバイス マップが既に存在する場合でもプローブします。このオプションは信頼できないため、使用しないことを強くお勧めします。 |
注意 :新しい GRUB2 ブートローダーをインストールするには、次のコマンドを使用します:
# grub2-install /dev/sda
GRUB コマンドラインからのインストール
ネイティブ コマンド環境から GRUB をインストールするには、前述のように GRUB ブート ディスクを作成します。そのディスクを使用して GRUB コマンド ラインを起動し、インストールを実行します。どのパーティションが GRUB ファイルを保持しているかがわかれば、準備は完了です。それ以外の場合は、find コマンドでパーティションを見つけることができます:
grub> find /boot/grub/stage1 (hd0,0)
ここでは、ファイルは (hd0,0) にあります。その情報を使用して、GRUB ルート デバイスを設定します。
grub> root (hd0,0)
setup コマンドを実行して GRUB をインストールします。 MBR に GRUB をインストールするには、次のようにセットアップを実行します。
grub> setup (hd0)
Linux をチェーンロードし、Linux パーティションのブート セクターに GRUB をインストールする場合は、次のようにセットアップを実行します。
grub> setup (hd0,0)