最後のコマンドは、ユーザーのログインおよびログアウト操作の履歴を実際の日時とともに表示します。また、特定の端末からログインしたユーザーをフィルタリングできるオプションもあります。たとえば、last 1 は、最初の端末を使用してログインしたユーザーの詳細を表示します。最後のコマンドは、/var/log/wtmp ファイルから情報を取得します。
構文
最後のコマンドの構文は次のとおりです:
# last [options]
最後のコマンド例
1. 最後にログインしたユーザーのリストを表示するには:
# last
2. /var/log/wtmp の代わりに上記のファイルを最後に使用するように指定するには:
# last -f /path/file
3. 最後に指定した行数を表示するように制限するには:
# last -num 10 # last -n 10
4. 指定した時間のログイン状態を表示するには:
# last -t YYYYMMDDHHMMSS # last -t 20140627081600
5. ホスト名フィールドの表示を抑制するには:
# last -R
6. 最後の列にホスト名を表示するには:
# last -a
7. リモート ログイン用に IP をホスト名に変換するには:
# last -d
8. 完全なログインとログアウトの時刻と日付を印刷するには:
# last -F
9. リモート ログインの IP を数字とドットで表示するには:
# last -i
10. 出力に完全なユーザー名とドメイン名を表示するには:
# last -w
11. システム シャットダウン エントリと実行レベルの変更を表示するには:
# last -x