サービス名
ポートマップ
説明
Portmap サービスは、RPC 要求を正しいサービスにマップします。 RPC プロセスは、開始時に portmap に通知し、監視しているポート番号と、サービスを期待する RPC プログラム番号を明らかにします。次に、クライアント システムは、特定の RPC プログラム番号を使用して、サーバー上のポートマップ サービスに接続します。次に portmap は、クライアントを適切なポート番号にリダイレクトして、目的のサービスと通信します。
このサービスは portmap デーモンを実行します。portmap サービスは、RPC サーバーが呼び出される前に開始する必要があります。 SUN RPC を使用するプログラムにはポートマップが必要です。 NFS と NIS は、このポートマップを必要とする典型的なサービスです。このサービスは portmap rpm パッケージによって提供されます。このパッケージは、RPC を使用するプロトコルのサーバーとして機能する任意のマシンにインストールする必要があります。
サービス コントロール
chkconfig を使用します ポートマップ サービスを構成 (有効化および無効化) するためのユーティリティ。例:
# chkconfig --list portmap portmap 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
サービスを利用する portmap サービスをインタラクティブに管理 (停止、開始など) するコマンド:
# service portmap Usage: /etc/init.d/portmap {start|stop|status|restart|reload|condrestart}
サービスを開始するには:
# service portmap start Starting portmap: [ OK ]
サービスを停止するには:
# service portmap stop Stopping portmap: [ OK ]
サービスのステータスを確認するには:
# service portmap status portmap (pid 8951) is running...
サービスを再起動するには:
# service portmap restart Stopping portmap: [ OK ] Starting portmap: [ OK ]
条件付きでサービスを再起動しています:
# service portmap condrestart Stopping portmap: [ OK ] Starting portmap: [ OK ]
サービスをリロードするには:
# service portmap reload Reloading configuration: [ OK ]
構成
このサービスの構成ファイルはありません。次のオプションは portmap デーモンによって追加される場合があります:
-d :portmap がデーモンとして実行されないようにし、エラーとデバッグ情報が標準エラー出力に出力されるようにします。
-l :portmap をループバック インターフェイス (つまり、INADDR_LOOPBACK) のみにバインドさせます。
-v :portmap を詳細モードで実行します。
rpcinfo ツールを使用して、指定したホストに登録されているすべての RPC サービスを検索し、それらのユニバーサル アドレスとそれらが登録されているトランスポートを報告できます。次の例は、ローカル マシンに登録されているすべての RPC サービスを示しています:
# rpcinfo -p localhost program vers proto port 100000 2 tcp 111 portmapper 100000 2 udp 111 portmapper 100024 1 udp 980 status 100024 1 tcp 983 status