rpcdebug コマンドを使用して、Linux カーネルの NFS クライアントとサーバーのデバッグ フラグを設定およびクリアできます。これらのフラグを設定すると、カーネルはメッセージをシステム ログに記録します (NFS アクティビティに応答します。以下は、rpcdebug コマンドを使用してカーネル デバッグ フラグを設定できるモジュールのリストです。
モジュール | 機能 |
---|---|
nfs | NFS クライアント |
nfsd | NFS サーバー |
nlm | ネットワーク ロック マネージャー プロトコル (NLM) |
rpc | リモート プロシージャ コール |
利用可能な rpcdebug モジュールの表示
1. 利用可能な rpcdebug モジュールを表示するには、以下を実行します:
# rpcdebug -vh usage: rpcdebug [-v] [-h] [-m module] [-s flags...|-c flags...] set or cancel debug flags. Module Valid flags rpc xprt call debug nfs auth bind sched trans svcsock svcdsp misc cache all nfs vfs dircache lookupcache pagecache proc xdr file root callback client mount fscache pnfs pnfs_ld state all nfsd sock fh export svc proc fileop auth repcache xdr lockd all nlm svc client clntlock svclock monitor clntsubs svcsubs hostcache xdr all
ここで、
-m : module name to set or clear kernel debug flags -s : To set available kernel debug flag for a module -c : Clear Kernel debug flags
デバッグを有効にする – 例
<強い>1.すべての NFS (クライアント側) デバッグを有効にする
クライアントで NFS デバッグを有効にするには:
# rpcdebug -m nfs -s all
<強い>2. NFSD (サーバー側) の lockd デバッグを有効にする
サーバー側の nfsd lockd デバッグを有効にするには:
# rpcdebug -m nfsd -s lockd
<強い>3. RPC コールのデバッグを有効にする
RPC 呼び出しのデバッグを有効にするには:
# rpcdebug -m rpc -s call
デバッグを無効にする
デバッグを無効にするには、-c (クリア) を使用します オプション、例:
# rpcdebug -m nfs -c all # rpcdebug -m nfsd -c all注意 :デバッグが終了したら、必ずデバッグを無効にしてください。デバッグを有効にすると、ログに大量の出力が作成され、システム パフォーマンスに影響を与える可能性があります。