この投稿では、GRUB2 がブートローダーとしてインストールされた CentOS/RHEL 7 でカーネル コマンド ライン (およびカーネル ブート パラメーター) を変更する手順の概要を説明しています。
GRUB 構成ファイルのバックアップ
予防措置として GRUB2 構成ファイルのコピーを作成します。
MBR (BIOS ベース) システムの場合 :
# cp /etc/default/grub /etc/default/grub-backup
# cp /boot/grub2/grub.cfg /boot/grub2/grub.cfg-backup
GPT (UEFI ベース) システムの場合 :
# cp /etc/default/grub /etc/default/grub-backup # cp /boot/efi/EFI/redhat/grub.cfg /boot/efi/EFI/redhat/grub.cfg-backup
/etc/default/grub ファイルの編集
1. 編集のために /etc/default/grub ファイルを開きます:
# vi /etc/default/grub
2. このファイルには、複数の GRUB2 オプションが含まれています。カーネル ブート パラメーターは、GRUB_CMDLINE_LINUX オプションによって指定されます。以下は /etc/default/grub 構成ファイルのサンプルです。
# cat /etc/default/grub GRUB_TIMEOUT=1 GRUB_DISTRIBUTOR="$(sed 's, release .*$,,g' /etc/system-release)" GRUB_DEFAULT=saved GRUB_DISABLE_SUBMENU=true GRUB_TERMINAL="serial console" GRUB_SERIAL_COMMAND="serial --speed=115200" GRUB_CMDLINE_LINUX="console=ttyS0,115200 console=tty0 vconsole.font=latarcyrheb-sun16 crashkernel=auto vconsole.keymap=us" GRUB_DISABLE_RECOVERY="true"
3. ファイルを編集したら、保存します。
新しい grub.cfg ファイルを生成しています
1. ファイルを編集したら保存し、以下に示すコマンドを実行して新しい grub.cfg ファイルを生成します:
MBR (BIOS ベース) システムの場合 :
# grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg
GPT (UEFI ベース) システムの場合 :
# grub2-mkconfig -o /boot/efi/EFI/redhat/grub.cfg
2. 最後に、システムを再起動して変更を適用します。
# systemctl reboot
確認
システムが起動したら、以下のコマンドでカーネル コマンド ラインを確認できます。
# cat /proc/cmdline BOOT_IMAGE=/boot/vmlinuz-3.10.0-693.21.1.el7.x86_64 root=UUID=0f790447-ebef-4ca0-b229-d0aa1985d57f ro console=ttyS0,115200 console=tty0 vconsole.font=latarcyrheb-sun16 crashkernel=auto vconsole.keymap=usCentOS / RHEL 7 :GRUB2 構成ファイル /boot/grub2/grub.cfg の説明
CentOS / RHEL 7 :grubby で GRUB2 引数を変更する方法
CentOS / RHEL 7 :デフォルト カーネルの変更 (古いカーネルで起動) )