pvcreate および vgcreate コマンドは、以下に示すエラーをスローします。
# pvcreate /dev/sdd1 Can't open /dev/sdd1 exclusively. Mounted filesystem?
# vgcreate vg1 /dev/sdd1 Can't open /dev/sdd1 exclusively. Mounted filesystem? Unable to add physical volume '/dev/sdd1' to volume group 'vg1'.
考えられるエラーの原因
LVM は、デバイスが現在使用されていない場合にのみ、デバイスに pv ラベルを作成します。この問題には、次のようなさまざまな原因が他にもいくつかあります。
- pvcreate のデバイスにはファイルシステムがマウントされています。
- pvcreate のデバイスにはパーティションがありますが、ディスク全体で pvcreate を実行しています。
- pvcreate のデバイスは dm-multipath であり、ディスク上のパーティションはなくなりましたが、デバイス マッパー テーブルにマップされたパーティションがまだある可能性があります。
- pvcreate のデバイスは以前は LVM PV でしたが、このデバイスのデバイス マッパー テーブルにはまだエントリがあります。
1. PV を作成しようとしているデバイスがマウントされていないことを確認します。
# df -hP Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/mapper/vg1-lv1 17G 4.3G 13G 26% /data
パーティションで「fuser」コマンドを実行して、デバイスにアクセスしているプロセスを確認することもできます。
# fuser -m -v /dev/sdd1
2. 現在マウントされているマウント ポイントで使用されている場合は、最初にマウント解除します。
# umount /data
3. ディスク全体で pvcreate を実行している場合は、そのディスク上の任意のパーティションを削除するか、新しいパーティションに PV を作成します。
# pvremove /dev/sdd1
4. PV、LV、および VG レベルでスキャンを実行します。
# pvscan # vgscan # lvscan
5. デバイスが dm(デバイス マッパー) マルチパス デバイスの場合は、「dmsetup テーブル」に古いエントリがないかどうかを確認します。 '。古いエントリがあれば削除してください。
# dmsetup info -C # dmsetup remove [dm_map_name]注意 :デバイスが使用中で、サービスがそれを使用している場合は、前述の手順を実行する前に、サービスを停止し、ファイル システムをアンマウントします (マウントされている場合)。