Chrony は新しい NTP クライアントとして導入され、RHEL7 以降のデフォルトの時刻同期パッケージとして ntp を置き換えるため、インストール プロセス中に NTP を構成すると、ntpd サービスではなく chronyd サービスが有効になります。
# systemctl status ntpd.service ntpd.service - Network Time Service Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/ntpd.service; enabled) Active: inactive (dead)起動時に NTP を有効にしていても、chrony が有効になっていると起動しません。したがって、起動時に NTP を開始できるようにするには、chrony サービスを無効にする必要があります。
NTP のみを使用する場合の手順は次のとおりです:
以下の手順に従って、RHEL 7 で NTP サービスを有効にしてください。
1. chronyd サービスを無効にします。
chronyd を停止するには、root として次のコマンドを発行します:
# systemctl stop chronyd
システムの起動時に chronyd が自動的に起動しないようにするには、root として次のコマンドを発行します:
# systemctl disable chronyd
2. yum を使用して ntp をインストールします。
# yum install ntp
3. 次に、ntpd サービスを有効にして開始します。
# systemctl enable ntpd.service # systemctl start ntpd.service
4. 再起動して確認します。
# systemctl status ntpd.service ntpd.service - Network Time Service Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/ntpd.service; enabled) Active: active (running) since Fri 2015-01-09 16:14:00 EST; 53s ago Process: 664 ExecStart=/usr/sbin/ntpd -u ntp:ntp $OPTIONS (code=exited, status=0/SUCCESS) Main PID: 700 (ntpd) CGroup: /system.slice/ntpd.service └─700 /usr/sbin/ntpd -u ntp:ntp -g
CentOS / RHEL 7 :chrony を使用して NTP を構成する
CentOS / RHEL 7 :レガシー コマンド service および chkconfig の systemctl 置換