MariaDBは、オープンソースのリレーショナルデータベース管理システムであり、MySQLの下位互換性のあるバイナリドロップインの代替品です。これは、MySQLの元々の開発者の何人かと、コミュニティの多くの人々によって開発されました。
このチュートリアルでは、CentOS8にMariaDB10.3をインストールして保護する方法を説明します。
CentOS 8へのMariaDBのインストール#
執筆時点では、CentOS8リポジトリで利用可能なMariaDBのバージョンは10.3です。
rootまたはsudo権限を持つユーザーとして次のコマンドを実行して、CentOS8にMariaDB10.3をインストールします。
sudo dnf install @mariadb
@mariadb
モジュールはMariaDBサーバーとすべての依存関係をインストールします。
インストールが完了したら、MariaDBサービスを開始し、次のように入力して、起動時に自動的に開始できるようにします。
sudo systemctl enable --now mariadb
MariaDBサーバーが実行されていることを確認するには、次のように入力します。
sudo systemctl status mariadb
出力には、サービスがアクティブで有効になっていることが示されます。
● mariadb.service - MariaDB 10.3 database server
Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/mariadb.service; enabled; vendor preset: disabled)
Active: active (running) since Sun 2019-12-08 21:05:26 UTC; 15s ago
...
MariaDBの保護#
MariaDBサーバーパッケージには、mysql_secure_installation
というスクリプトが付属しています。 いくつかのセキュリティ関連の操作を実行し、ルートパスワードを設定します。
次のように入力してスクリプトを実行します:
sudo mysql_secure_installation
MariaDBrootユーザーのパスワードを設定するように求められます。これを行うと、スクリプトは匿名ユーザーを削除し、rootユーザーのローカルマシンへのアクセスを制限し、テストデータベースを削除するように要求します。すべての質問に「Y」(はい)と答える必要があります。
それでおしまい! CentOSサーバーにMariaDBをインストールして保護し、使用する準備が整いました。
MariaDBシェルに接続します#
ルートアカウントとしてターミナルを介してMariaDBサーバーに接続するには、次のように入力します。
mysql -u root -p
プロンプトが表示されたらrootパスワードを入力すると、以下に示すように、MariaDBシェルが表示されます。
Welcome to the MariaDB monitor. Commands end with ; or \g.
Your MariaDB connection id is 18
Server version: 10.3.11-MariaDB MariaDB Server
Copyright (c) 2000, 2018, Oracle, MariaDB Corporation Ab and others.
Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement.
MariaDB [(none)]>