Debian11にJavaJDKをインストールする方法

Java JDK（Java Development Kit）は、Javaアプリケーションの開発に使用されるソフトウェア開発環境です。 JDKは、プログラミングツールのコレクションであり、特にJRE（Javaランタイム環境）、Java（Javaアプリケーション用ローダー）、Javac（コンパイラー）、Jar（アーカイバー）などです。

一方、Javaプログラミング言語で記述されたプログラムを実行するために必要なすべてのコンポーネントを含むJRE（Javaランタイム環境）があります。

OpenJDKまたはOracleJava

OpenJDKは、オラクル独自のJava Development Kit（JDK）のオープンソース実装です。 OracleはOracleJavaSEを開発していますが、OpenJDKは現在、Oracle Corporation、OpenJDKおよびJava Community、Red Hat、IBM、Azul Systems、Apple Inc、およびSAPSEによって開発されています。

OpenJDKとOracleJDKの間に技術的な違いはありません。

Debian11にJavaをインストールする

要件に応じてOpenJDKまたはOracleJavaをインストールします。

システムには、複数のバージョンのJava（OpenJDKおよびOracle Java）を含めることができます。ただし、デフォルトバージョンは1つだけです。

OpenJDKをインストールする

DebianにOpenJDKをインストールするのは非常に簡単なプロセスです。 aptを使用できます OpenJDKをインストールするコマンド。

OpenJDKv8はDebian11では使用できません。ただし、OracleJava8はインストールできます。

OpenJDKJDKのインストール

### Default Java JDK ###

sudo apt install -y default-jdk

### Java JDK 11 ###

sudo apt install -y openjdk-11-jdk

OpenJDKJREのインストール

### Default JRE ###

sudo apt install -y default-jre

### Java JRE 11 ###

sudo apt install -y openjdk-11-jre

OracleJavaのインストール

Oracle Javaには、個別のJRE（Javaランタイム環境）はもうありません。代わりに、OracleJDKはJREも提供するようになりました。

OracleJavaのダウンロード

コマンドラインまたはブラウザを使用して、OracleJavaをダウンロードできます。

Oracle JDKページに移動して、ブラウザを使用してパッケージをダウンロードします。次に、簡単にインストールできるようにDebianバイナリパッケージをダウンロードします。

Oracle Java JDK 12：

Oracle Java JDK 11（LTS）：

Oracle Java JDK 8：

それでもコマンドラインを使用する場合は、以下のコマンドを使用してください。

### Oracle Java JDK 16 ###

wget --no-check-certificate --no-cookies --header "Cookie: oraclelicense=accept-securebackup-cookie" https://download.oracle.com/otn-pub/java/jdk/16.0.2%2B7/d4a915d82b4c4fbb9bde534da945d746/jdk-16.0.2_linux-x64_bin.deb

### Oracle Java JDK 11 ###

wget --no-check-certificate --no-cookies --header "Cookie: oraclelicense=accept-securebackup-cookie" https://download.oracle.com/otn-pub/java/jdk/11.0.12%2B8/f411702ca7704a54a79ead0c2e0942a3/jdk-11.0.12_linux-x64_bin.deb

### Oracle Java JDK 8 ###

wget --no-check-certificate --no-cookies --header "Cookie: oraclelicense=accept-securebackup-cookie" https://download.oracle.com/otn-pub/java/jdk/8u301-b09/d3c52aa6bfa54d3ca74e617f18309292/jdk-8u301-linux-x64.tar.gz

ダウンロードしたOracleJavaパッケージをインストール/解凍します。

### Oracle JAVA JDK 16 ###

sudo apt install -y ./jdk-16.0.2_linux-x64_bin.deb

### Oracle JAVA JDK 11 ###

sudo apt install -y ./jdk-11.0.12_linux-x64_bin.deb

### Oracle JAVA JDK 8 ###

sudo mkdir -p /usr/lib/jvm/

sudo tar -zxvf jdk-8u301-linux-x64.tar.gz -C /usr/lib/jvm/

Oracle Java JDK/JREのインストール

update-alternativesコマンドを実行して、システムにJavaをインストールします。

### Oracle Java 16 ###

sudo update-alternatives --install /usr/bin/java java /usr/lib/jvm/jdk-16.*/bin/java 1

### Oracle Java 11 ###

sudo update-alternatives --install /usr/bin/java java /usr/lib/jvm/jdk-11.*/bin/java 2

### Oracle Java 8 ###

sudo update-alternatives --install /usr/bin/java java /usr/lib/jvm/jdk1.8.*/bin/java 3

デフォルトのJavaバージョンを設定

Alternativesコマンドを使用して、デフォルトのJavaバージョンを設定します。

sudo update-alternatives --config java

Javaの選択：

システムに複数のJavaバージョンがある場合、コマンドは以下のようにすべてのJavaバージョンを一覧表示します。

There are 4 choices for the alternative java (providing /usr/bin/java).

  Selection    Path                                         Priority   Status
------------------------------------------------------------
  0            /usr/lib/jvm/java-11-openjdk-amd64/bin/java   1111      auto mode
  1            /usr/lib/jvm/java-11-openjdk-amd64/bin/java   1111      manual mode
  2            /usr/lib/jvm/jdk-11.0.12/bin/java             2         manual mode
  3            /usr/lib/jvm/jdk-16.0.2/bin/java              1         manual mode
* 4            /usr/lib/jvm/jdk1.8.0_301/bin/java            3         manual mode

Press  to keep the current choice[*], or type selection number: 1

選択列の下に番号を入力します デフォルトのJavaバージョンを設定します。

ここでは、OpenJDK11に1を選択しました。

Javaバージョンの確認

次のコマンドを使用してJavaのバージョンを確認してください。

java -version

出力：

openjdk version "11.0.12" 2021-07-20
OpenJDK Runtime Environment (build 11.0.12+7-post-Debian-2)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 11.0.12+7-post-Debian-2, mixed mode, sharing)

出力は、パッケージと、デフォルトのJavaバージョンとして選択したバージョンによって異なる場合があります。

環境変数の設定

Javaアプリケーションでは、多くの場合、JAVA環境変数をシステムに設定する必要があります。たとえば、どこからでもJavaプログラムを実行するには、Javaのバージョンに一致するように$JAVA_HOMEおよびその他の変数を設定する必要があります。

/etc/profile.dディレクトリの下に新しいファイルを作成します。

sudo nano /etc/profile.d/java.sh

すべてのユーザーのJavaの場所とバージョンに基づいて変数を設定します。

export PATH=$PATH:/usr/lib/jvm/jdk-11.0.12/bin/
export JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/jdk-11.0.12/

特定のユーザーの環境変数を設定するには、上記の変数を〜/.bash_profileファイルに配置します。

環境を現在のセッションにロードします。

source /etc/profile.d/java.sh

結論

この投稿がDebian11にJavaをインストールするのに役立つことを願っています。JavaはTomcat、Gradle、ELK Stack、Graylog、Eclipse IDE、Hadoopなどを実行するために必須です。