tput コマンドは、terminfo 端末データベースにクエリを実行し、その端末が特定の機能をサポートしているかどうかを確認するために使用されます。
tput コマンドは端末コマンドを受け入れ、その端末の制御コード シーケンスを出力します。 tput を使用すると、この記事で説明されているように端末の色とカーソルを制御できます。
1. tput cup を使用してカーソル位置を設定します
tput cup を使用して、特定の行と列にカーソルを移動できます。次の例では、カーソルを行 2 と列 3 に配置します。
$ tput cup 2 3
2. tput clear を使用して画面をクリアします
端末画面の中央にいる場合、tput clear を実行すると画面がクリアされ、端末画面の上部に移動します。
$ tput clear
3.端子の列数と行数を取得する
端末画面の列数を表示するには、次のようにします。
$ tput cols
以下は、端末画面の行数を表示します。
$ tput lines
4.複数の tput コマンドを実行
tput を使用すると、一連のコマンドを一度に実行できます。たとえば、画面をクリアしてカーソルを特定の位置に設定する場合は、次のようにします。
$ tput -S <<END > clear > cup 2 4 > END
5. tput setb を使用して端末の背景色を変更します
tput を使用すると、以下のように画面の背景色を変更できます。
$ tput setb 4
注: Bash カスタム プロンプト PS1 を使用して、プロンプトの色だけを変更することもできます。
6. tput setf を使用して前景色を変更します
以下に示すように、端末の前景色を変更することもできます。
$ tput setf 4
注: 前景と背景を同じ色に設定すると、カーソルが見えなくなります。したがって、リセットするには「tput reset」を実行してください。
7.ハイライトのオンとオフ
tput を使用すると、テキストのハイライトのオンとオフを切り替えることができます。これを ton にすると、端末の新しいテキストが太字になります。
$ tput bold
オフにすると、端末の新しいテキストは通常の表示に戻ります。
$ tput sgr0
以下の例では、強調表示をオンまたはオフにすることで、特定のテキスト「ガイド」を太字にしています。
$ echo `tput bold`guide`tput sgr0` guide
8. smul と rmul を使用してテキストに下線を引く
下線モードを開始します:
$ tput smul
下線モードを停止します:
$ tput rmul
以下の例では、tput の smul および rmul 機能を使用して「ガイド」テキストに下線を引いています。
$ echo `tput smul`guide`tput rmul` guide
9. civis と cnorm を使用してカーソルを非表示および再表示
カーソルを隠す:
$ tput civis
カーソルを表示:
$ tput cnorm