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UNIX / Linux でユーザーとグループのディスク クォータを設定する 5 つの手順

Linux では、次のいずれかの方法でディスク クォータを設定できます:

  • ファイル システムのベース ディスク クォータの割り当て
  • ユーザーまたはグループに基づくディスク クォータの割り当て


ユーザーまたはグループ ベースのクォータでは、次の 3 つの重要な要素を考慮する必要があります。

  • ハード リミット – たとえば、2 GB をハード リミットとして指定すると、ユーザーは 2 GB を超えると新しいファイルを作成できなくなります
  • ソフト リミット – たとえば、ソフト リミットとして 1 GB を指定すると、ユーザーが 1 GB の制限に達すると、「ディスク クォータを超えました」という警告メッセージが表示されます。ただし、ハード リミットに達するまでは、引き続き新しいファイルを作成できます
  • 猶予期間 – たとえば、猶予期間として 10 日間を指定した場合、ユーザーがハード リミットに達した後、さらに 10 日間、新しいファイルを作成することが許可されます。その期間内に、割り当て制限に戻すように努める必要があります。

1.ファイルシステムでクォータ チェックを有効にする

最初に、クォータ チェックを許可するファイル システムを指定する必要があります。

/etc/fstab を変更し、キーワード usrquota と grpquota を、監視したい対応するファイルシステムに追加します。

次の例は、/home ファイルシステムでユーザーとグループの両方のクォータ チェックが有効になっていることを示しています

# cat /etc/fstab
LABEL=/home    /home   ext2   defaults,usrquota,grpquota  1 2

上記の変更後、サーバーを再起動してください。

2. quotacheck を使用した Linux ファイルシステムの初期クォータ チェック

ファイルシステムでディスク クォータ チェックを有効にしたら、以下に示すように、最初にすべてのクォータ情報を収集します。

# quotacheck -avug
quotacheck: Scanning /dev/sda3 [/home] done
quotacheck: Checked 5182 directories and 31566 files
quotacheck: Old file not found.
quotacheck: Old file not found.

上記のコマンドで:

  • a:クォータが有効なすべてのファイル システムを確認する
  • v:詳細モード
  • u:ユーザーのディスク クォータを確認する
  • g:グループのディスク クォータを確認する

上記のコマンドは、以下に示すように、ファイルシステム ディレクトリの下にユーザーとグループの aquota ファイルを作成します。

# ls -l /home/

-rw-------    1 root     root        11264 Jun 21 14:49 aquota.user
-rw-------    1 root     root        11264 Jun 21 14:49 aquota.group

3. edquota コマンドを使用してユーザーにディスク クォータを割り当てる

以下に示すように edquota コマンドを使用して、特定のユーザーのクォータ情報を編集します。

たとえば、ユーザー「ramesh」のディスク クォータを変更するには、edquota コマンドを使用します。これにより、以下に示すように、エディターでソフト制限値とハード制限値が開きます。

# edquota ramesh

Disk quotas for user ramesh (uid 500):
  Filesystem           blocks       soft       hard     inodes     soft     hard
  /dev/sda3           1419352          0          0       1686        0        0

edquota コマンドがエディターで特定のユーザーのクォータ設定を開くと、次の制限を設定できます:

  • 特定のユーザーのディスク クォータ サイズのソフト制限とハード制限
  • 特定のユーザーに許可される inode の総数のソフト制限とハード制限

4. repquota を使用して、ユーザーとグループのディスク クォータの使用状況を報告します

以下に示すように、repquota コマンドを使用して、ユーザーとグループのディスク クォータの使用状況を報告します。

# repquota /home
*** Report for user quotas on device /dev/sda3
Block grace time: 7days; Inode grace time: 7days
                        Block limits                File limits
User            used    soft    hard  grace    used  soft  hard  grace
----------------------------------------------------------------------
root      --  566488       0       0           5401     0     0
nobody    --    1448       0       0             30     0     0
ramesh    -- 1419352       0       0           1686     0     0
john      --   26604       0       0            172     0     0

5.毎日の cron ジョブに quotacheck を追加

quotacheck を毎日の cron ジョブに追加します。以下に示すように、/etc/cron.daily ディレクトリの下に quotacheck ファイルを作成し、毎日 quotacheck コマンドを実行します。これにより、 quotacheck コマンドの出力がルート メール アドレスに送信されます。

# cat /etc/cron.daily/quotacheck
quotacheck -avug

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