Linux のすべてのディレクトリおよびサブディレクトリ内のファイルが使用するディスク サイズの合計を確認および表示するには、du コマンドを使用できます。 du コマンドは、ファイル スペースの使用量を推定するために使用され、ディレクトリごとにディスクの使用量を一覧表示する場合に役立ちます。
ディレクトリとすべてのサブディレクトリによる合計ファイル サイズとディスク使用量の概要を再帰的に一覧表示するには、次のコマンドのいずれかを使用します:
du -h
du --human-readable
-h または –human-readable オプションは、キロバイト (KB)、メガバイト (MB)、またはギガバイト (GB) の人間が読める形式でサイズを出力するよう du に指示します。
上記のコマンドによって生成される出力は、すべてのサブディレクトリを再帰的に通過するため、非常に長くなる可能性があります。次のコマンドは、ネストされたすべてのサブディレクトリの合計を含む、ディレクトリ内に含まれるサブディレクトリの合計ファイル ディスク使用サイズのみを表示しますが、ネストされたサブフォルダは出力しません。
du -h -d1
du --summary --max-depth=1
-dN または –max-depth=N オプションは、コマンド ライン引数から N 以下のレベルにある場合にのみ、ディレクトリ (または –all を指定したファイル) の合計を出力します。
次のコマンドのいずれかを使用して、ディレクトリ内に含まれるファイルとサブディレクトリの合計ファイル ディスク使用サイズのみを表示します。
du -sh *
du --summary --human-readable *
du -h -d0 *
du --human-readable --max-depth=0 *
「*」は、現在のフォルダー内のファイルとサブフォルダーのリストを du コマンドに提供します。コンテンツのディスク使用量を知りたいディレクトリのフル パスに変更できます。追加の -s または –summary オプションは、各引数の合計のみを表示するよう du に指示します。
du コマンドを使用して、フォルダー内のファイルが使用する合計ディスク容量を計算したいだけで、そのサブフォルダーを含む合計を計算したくない場合は、次のコマンドを使用します:
du -Sh
du --separate-dirs --human-readable
-S または –separate-dirs オプションは、du にサブディレクトリのサイズを含めないように指示します。
注:ディスク使用量のリストを並べ替える場合は、並べ替えたい順序に応じて、次のいずれかの行を追加して、出力を sort コマンドにパイプします。ファイルとフォルダを降順で並べ替えるには、ディスク使用量の合計サイズが最も大きいものから順に並べ替えます:
| sort -hr
ファイルとディレクトリを昇順 (小さいものから大きいもの) に並べ替えるには:
| sort -h
du コマンドで -h オプションを使用していない場合は、sort コマンドの "-h" (人間が読み取れる数値を比較する) を "-n" (文字列の数値に従って比較する) に置き換えることができます。