この記事では、Linuxでスワップを完全に無効にする方法を学びます。スワップスペースは、ディスクパーティションの上にある物理メモリページ、または物理メモリがいっぱいになったときにシステムのRAMメモリを拡張するために使用される特別なディスクファイルを表します。
はじめに
RAMリソースを拡張するこの方法を使用すると、RAMが使用できない場合、非アクティブなメモリページがスワップ領域に頻繁にダンプされます。ただし、従来のハードディスクの回転速度を考慮すると、スワップスペースの転送速度とアクセス時間はRAMに比べてはるかに低くなります。
高速SSDハードディスクを搭載した新しいマシンでは、スワッピング用に小さなパーティションを予約すると、従来のHDDと比較してアクセス時間と転送速度を大幅に向上させることができますが、速度はRAMメモリよりも低くなります。スワップスペースはマシンRAMの2倍の量に設定する必要があるという意見もあります。サーバーに十分なRAMメモリがある場合、またはスワップメモリを使用する必要がない場合は、スワップメモリを無効にすることを検討する必要があります。
次のコマンドを実行して、システムのスワップメモリを確認します。
free -mh
次に、スワップの詳細と、使用済みメモリが0の場合を確認します。これは、システムでスワップメモリが使用されていないことを意味します。
次のコマンドを使用して、スワップパーティションを識別します。
blkid
上の画像のblkidの出力でわかるように、「/ dev / mapper/cl-swap」はスワップ領域です。
Linuxでスワップを無効にする
また、次のコマンドを使用してスワップパーティションを検索します。
lsblk
次のコマンドを使用して、上記で特定したスワップ領域を非アクティブ化します。
swapoff /dev/mapper/cl-swap
次のコマンドを使用して、すべてのスワップ領域を無効にすることもできます。
swapoff -a
次に、次のコマンドを実行して、スワップが無効になっているかどうかを確認します。
free -mh
スワップメモリを永続的に無効にするには、以下に示すように/ etc/fstabファイルからスワップ行を削除します。
nano /etc/fstab
次の行を削除します:
/dev/mapper/cl-swap none swap defaults 0 0
次に、次のコマンドを使用してシステムを再起動します。
reboot
再起動後、次のコマンドを実行して新しい設定を適用します。
mount -a
そのため、スワップメモリはシステムから正常に無効になっています。